フリーランスエンジニア 働き方・生活

フリーランスエンジニアになった理由と3年経った感想

はじめまして、フリーランスエンジニアのヨノと申します。

フリーランスエンジニアになって3年経つので、「フリーランスエンジニアになった理由」と、「3年間やってみた感想」を書いてみました。

フリーランスに興味のある人、フリーランスになるか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

フリーランスエンジニアになる前と現在の状況

まず、フリーランスエンジニアになる前と後の私の状況をまとめておきます。

フリーランスエンジニアになる前

  • 28歳(2018年)
  • 正社員
  • 年収500万円
  • 独身(入籍直前)

現在

  • 31歳(2021年)
  • フリーランスエンジニア
  • 売上1,000 〜 1,150万円
  • 結婚(共働き)
  • 子供1人

 

フリーランスエンジニアになった理由

(かなりレベルの低い理由で、少し恥ずかしいですが...)

フリーランスエンジニアになる頃、次のような考えがあって、転職を検討していました。

  • 担当プロダクトも大きく成長して、ある程度「やりきった!!」と感じていた
  • 結婚を控えているので年収を上げたいけど、今の会社だと期待できない

しかし、「こんな環境で働きたい!」、「こんなプロダクトに関わりたい!」といった明確なものがなくて、ただ「ユーザーの反応を得ながら、チームでプロダクト開発してたい」くらいしか考えてなかったんですよね。

こんな感じだと「転職してもすぐに辞めちゃうなー」って思いはじめ、「ええーーい、だったらフリーランスになっちゃえ!!」と。

これが私がフリーランスエンジニアになった理由です。
(結構テキトーですね...)

 

フリーランスエンジニアになるのに不安はなかったか?

多少ありました。

でも、Ruby On Railsでのバックエンド経験、React, Vue.js でのフロントエンド経験、基本的なAWSの知識などはあったので、「5年はやっていけるだろう」って思っていました。

10年、20年後のことはわからないですが、そんなに先のこと考えてもしょうがないかなーと。
会社員やっていても「10年、20年後、俺どうしてるんだろう?いくら位稼いでるかな?」って不安でしたし。

将来どんな世の中になっているか想像も付きませんが、

「時代の変化に対応できるように日々学び続けていれば、トップクラスのエンジニアでなくてもやっていけるはず!!」

と思ってました。

不安はあるけど、なんとかやっていけるかなーと。

 

3年間フリーランスエンジニアをやってきた感想

こんな感じでフリーランスエンジニアになって、そろそろ3年が経ちます。
あっという間ですね。家庭持ちになってるし笑。

ここからは「お金面」と「労働環境面」、「スキル面」にわけて、フリーランスエンジニアの感想を書いていきます。

お金面

最初に書いた「フリーランスエンジニアになる前と現在の状況」の通り、収入はかなり増えました

平凡なエンジニアでも月70〜90万円あたりは稼げるので経済的に楽になります。子供もいるので大変助かっています。

フリーランスには「退職金」と「厚生年金」が無いので、老後資金が心配ですが、「iDeCo」や「小規模企業共済」、「国民年金基金」といった制度を活用すれば問題ないです。

私の場合、老後用にiDecoと個人年金保険、つみたてNISAで月11.6万円積み立てています。

WEB業界だと退職金の無い会社は多いし、退職金制度自体どうなるかわからないので、フリーランスに限った話ではないですけどね。

これら老後資金のほか、税金や健康保険料などを考慮すると、売上1,000万円前後なら年収800万円前後の会社員と同じくらいかなーという感覚。

普通に生活する分には、お金のことを気にすること無いですし、貯蓄もしっかり出来ます。
贅沢や無駄遣いはできませんが、経済的にはかなり楽。

我が家は共働きなので、さらに余裕があります。
片働きだと少し状況が変わるかもしれません。

逆に、会社員で年収800万円くらいもらっている人は、金銭面ではフリーランスになるメリットは無いと思います。

お金面の感想

  • 老後資金は計画的に準備する必要がある
  • 老後資金の準備などを差し引いても、経済的にかなり余裕がある
  • 老後資金を多めに準備することも考慮して、売上1,000万円前後 → 年収800万円前後の会社員くらいのイメージ
  • 会社員で年収800万円もらえるなら、金銭面でのメリットは無い

労働環境面

フリーランスエンジニアは、月140〜180時間といった様に時間幅を決めて契約するので、労働時間は非常に安定します。余程のトラブルや急ぎのタスクが無い限り、働きっぱなしって状況にはなりません。

実際、私は毎日8時間労働です。(お陰でこの様にブログを書く時間を確保出来ています)

休みに関しては会社員より条件が悪いです。月の営業日数によりますが、月2,3日くらいなら普通に休めます。しかし、それ以上休むと契約時間を満たせずに報酬が減る可能性が高いです。それが嫌なら、他の日にめちゃくちゃ働いて契約時間を満たす必要があります。

体調を崩して収入が減ってしまうといったことが十分にありえるので、体調管理は会社員以上に気をつけた方が良いです。

労働環境面の感想

  • 労働時間は契約で決められているので、非常に安定
  • 休みに関しては、会社員の方が条件が良い
  • 月2,3日くらいなら休めるが、4日以上休むと収入減の可能性が高いため、体調管理に気をつけた方が良い

 

スキル面

「フリーランスはスキルアップしにくい」と良く言われますが、その通りだと思います。

会社員であれば、「スキルアップできる環境」を用意してもらえたり、経験したことない仕事を任せてもらえたりするでしょう。

一方、フリーランスには「自分の成長を気にかけてくれる上司」も「成長できる環境を用意してくれる組織」もありません。スキルアップするのであれば、成長できる環境(案件)に身を置くことを強く意識した方が良いでしょう。

ここらへんを意識しておかないと

「使ったことある言語・フレームワークで、目新しくもない機能をひたすら実装するだけ」

って状況になります。

厄介なのが、なまじ収入が良いために「別にいっか!!」となって、無成長期間がズルズル続いてしまいがち

実際、1年目はこの状態になっちゃって、ものすごい危機感を感じたのを覚えてます。
(「俺なにも成長してないじゃん」って.....)

3年で4社経験(副業案件を除く)していて、数が多い理由はこれです。スキルアップ出来ない状態に危機を感じて、契約更新せず、すぐに案件変えていたからです。

(4社目にして落ち着いて、長くお世話になるつもりです)

その反省を活かして、2年目以降は、未経験言語案件を獲得したり、大規模サービス案件を獲得して負荷対策についてのスキルアップを図るなど、意識して行動しています。

スキル面の感想

  • スキルアップに関しては、会社員の方が圧倒的に良い環境
  • フリーランスなら、成長できる環境(案件)に身を置くことを強く意識した方が良い
  • なまじ収入が良いために「別にいっか!!」となり、無成長期間がズルズル続きやすいので注意!!

 

【まとめ】 フリーランスエンジニアになって良かったか

総合的に判断して、フリーランスエンジニアになって良かったと思っています!

理由は以下4点。

  • 経済的に余裕が出来た
  • 老後資金は、お得な制度を利用すればちゃんと準備できる
  • 労働時間が安定している
  • 確かにスキルアップしにくいが、成長できる環境(案件)に身を置けば大丈夫

 

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