フリーランスエンジニアが案件獲得するとき、スキルシートを企業側に提出して興味を持ってもらえたら商談するという流れが一般的です。
しかし、「スキルシートの時点で断られ、商談までたどり着かずに悩んでいる」といった方もいるのでは無いでしょうか?
そういった方は一度スキルシートの内容を見直しましょう!!
私はスキルシートをちゃんと作成しているお陰で、今まで案件が途絶えたことがありません。
自分のスキルや経歴が伝わるスキルシートを用意していれば、商談にたどり着く確率が格段にアップするので、適当に書いている人は見直しましょう。
こんな人におすすめ
- スキルシートに何を書くべきか悩んでいるフリーランスエンジニア
- スキルシートの時点で断られることが多いフリーランスエンジニア
- スキルシートを適当に書いているフリーランスエンジニア
目次
スキルシートの目的
スキルシートの目的は、どんな経歴・人物で何ができるのかを企業側に理解してもらうこと。
スキルシートを読んで、「この人良さそうだな」、「直接話してみたいな」と思わせることができたら勝ち。
スキルシートに書く項目
関わったプロジェクト単位で書きます。
何に書いても良いですが、エクセルやスプレッドシートがオススメ。
(書きやすいし、読みやすい)
スキルシートの項目
- 期間
- 契約形態(正社員、業務委託など)
- プロジェクトのジャンル・業界(ソーシャルゲーム、HRテックなど)
- プロジェクトのチーム規模(チーム人数、エンジニア人数)
- プロジェクトの規模(ユーザ数など)
- 書きにくいこともあると思うので任意項目
- 言語、FW、DB、その他ツール
- 担当工程(バックエンド、フロントエンド、スクラムマスターなど)
- 業務内容
- 一番重要。業務内容を説明しながら、自分ができることをアピールする
可能ならサービス名も書いた方がわかりやすいです。
このあと詳しく書きますが、一番重要なのは「業務内容」です。
それ以外の項目は、業務内容を読んだときにイメージしやすくするための基本情報なので
難しく考えずに、淡々と埋めていけばOK!!
スキルシートを書くときのポイント
「業務内容に力を入れて書く」です!!
なぜなら、
この項目は「どんな経歴で何ができるのかを企業側に理解してもらう」ために需要な部分で、ここでスキルや経験をアピールできれば、商談までもちこめるからです。
この業務内容を書くときにオススメなのが、次の3点を絡めながら書くこと。
業務内容に含めたい項目
- 実装以外にやっていたこと(コードを書く以外のこと)
- 実装時に意識していたこと(コードを書くときに意識していたこと)
- 特殊・高難易度な機能実装経験
これらを含めることで、ただの業務内容ではなく、スキルや経験をアピールした業務内容になります。
実装以外にやっていたこと
実装以外の例
- 新人教育をやっていた(どう教育していたかまで書けるとGood!!)
- レビューもしていた(レビュー時に意識していた点も書けるとGood!!)
- タスク管理、スケジュール管理もしていた(管理方法まで書けるとGood!!)
- スクラムマスターやっていた
- 仕様を決めていた
こういった実装以外のチーム内での役割などを書いておくと、「この人なら実装以外の〇〇もお任せできるかも!?」とか「チームのことを考えて動ける人だな」と興味をもってもらえるでしょう。
特に、若手メンバー主体の会社やマネージャー層が薄い会社などには受けが良いかもしれません。
実装で意識していたこと
実装で意識していたことの例
- クリーンアーキテクチャに沿った実装をしていた
- 可読性やレビューコスト削減のために、lintツール導入し、プロジェクトにあったルールを策定した
- DBMSの実行計画を調べながらクエリチューニングをしていた
- 実行時間短縮のため、効率の良い処理にリファクタリングした
どんなことを意識したコードが書けるか、特に「可読性」や「負荷」に関することが中心になると思います。
特に、負荷に関することは受けが良いです。
ユーザー数の多い大規模サービスでは、「計算量を意識したコードが書ける人」、「実行計画を調べられて、糞クエリを実行しない人」が求められる傾向が強く、負荷に関するアピールは必須です。
特殊・高難易度な機能実装
特殊・高難易度な機能実装の例
- OpenID Connectを使った認証機能を実装した
- リアルタイム通信機能を実装した
- 〇〇な画像処理機能を実装した
- Webpackの設定をプロジェクトに合わせてゼロから書いた
- E2Eテストの仕組みを実装した
- 負荷対策をした(ロジックの見直し、クエリーチューニングなど)
単純なAPI機能ではなく、特殊だったり、難易度が高い機能を実装した経験を書きます。
「特殊」、「難易度が高い」の判断は難しいのですけど...経験する機会が少ない機能を書けば良いと思います。
上の例でいうと、
- 認証とかWebpackの設定、E2Eテストの仕組みなどは、最初に誰かが実装して、それ以降は触らないことが多い
- 画像処理とかリアルタイム通信は、それらの技術を導入しているサービスは少ない
つまり、実務経験がある人が少ない → 知識がある人も少ない → アピールポイント!!
このような経験する機会が少ないものがあれば、積極的にアピールしておきましょう。
スキルシートの添削をしてもらいたい場合
- しっかり書いているつもりだけど、案件獲得につながらない
- 上手く書けているか自信がない
- 誰かに内容を確認して欲しい
といった人は、レバテックフリーランスを利用してみると良いでしょう。
コーディネーターがスキルシートの見直し、アドバイスをしてくれます。
多くのフリーランスのスキルシートを見てきているので、より良いスキルシートになるでしょう。
【注意】スキルシートに嘘は書かない
最後に注意点を1つ。
スキルシートに嘘を書くのはやめましょう!!
多少盛って書くくらいはテクニックの範囲内かもしれませんが、嘘はダメ。
良いことないし...
注意
- 商談のときに深堀りされて、上手く答えられない(最悪、嘘だとバレて案件獲得できない)
- 稼働開始後、クライアントの期待値とパフォーマンスに差が生まれ、契約を切られる
スキルシートの項目・書き方のポイント まとめ
スキルシートの項目
- 期間
- 契約形態(正社員、業務委託など)
- プロジェクトのジャンル・業界(ソーシャルゲーム、HRテックなど)
- プロジェクトのチーム規模(チーム人数、エンジニア人数)
- プロジェクトの規模(ユーザ数など)
- 書きにくいこともあると思うので任意項目
- 言語、FW、DB、その他ツール
- 担当工程(バックエンド、フロントエンド、スクラムマスターなど)
- 業務内容
- 一番重要。業務内容を説明しながら、自分ができることをアピールする
- 新人教育やスケジュール管理などの実装以外の内容
- アーキテクチャやサービス負荷など実装時に意識していたこと
- 特殊・高難易度な機能実装
- などなど
スキルシートの内容をチェックして欲しい人には、レバテックフリーランスがおすすめ!
コーディネーターがスキルシートの見直し、アドバイスをしてくれます。
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