はじめまして、フリーランスエンジニアのヨノと申します。
自己紹介
独学でプログラミングを学び、ソシャゲ・SaaS開発などを経て、2018年からフリーランスエンジニアとして活動しています。
主にバックエンド中心の案件を獲っていますが、たまにはフロントエンドも。
主な使用言語・FWは、Ruby/Rails/Go言語/JavaScript/TypeScript/React/Vue.js
Twitterやブログ記事などで

1年間会社員エンジニアとして働いてフリーランスになればすぐに稼げる。
と言っている人を見かけますが、むむむ.....本当でしょうか?
こういった発言に対して思うことがあるので「フリーランスエンジニアに必要な経験年数」について私の考えを記事にしました。
フリーランスに興味がある方、フリーランスになりたいと思っている方の参考になれば幸いです。
対象読者
- フリーランスになりたいと思っている、プログラミング初学者
- フリーランスに興味がある現役エンジニア
先に私の考え(結論)を書いておくと、
結論
未経験や実務経験年数1年程度でフリーランスエンジニアになるのは、おすすめしない!!
3〜5年は正社員として経験を積んで、一人称で開発できるようになってから、フリーランスになる方が良い。
自分の経験・スキルでも大丈夫か不安な人はエージェントに相談してみると良い。
目次
経験年数1年でフリーランスエンジニアになれるか?
なれます!!(おすすめしないけど)
ただ、経験年数3年以上の人を対象とした案件が多いので、結構厳しい...。
案件が限られるので、希望通りの案件に出会えない可能性が高いと思っておいた方が良いです。
単価は低くく、月40〜50万円くらい。
案件も限られ単価も低いので、「実務経験1年でフリーランスにならなくても良いのでは?」と思ってしまいます。
経験年数1年でフリーランスエンジニアになるのをオススメしない理由
理由は2つ。
1. 単価が低い
実務経験1年くらいだと月40〜50万円です。
40〜50万円あれば十分って思うかもしれませんが、ここから健康保険、税金で引かれます。それに、フリーランスは国民年金のみなので、会社員よりも早い段階から老後への備えをしておく必要があります。
参考フリーランスは年金が月10万円少ないことを理解し老後に備えておきたい話
ここらへんを考慮すると、フリーランスで月50万円だと額面35〜40万円の会社員と同じくらいでしょう。(感覚値)
健康保険なんかは任意継続しても会社員時代の2倍ですし、国民健康保険料になったらもっと高いですからね。会社員続けて厚生年金納めて、企業型確定拠出年金などで老後対策しつつ学ばせてもらった方がお得だと思います。
それでも今の給与より断然良いって方はフリーランスも選択肢としてありだと思いますが、転職して給与アップを狙うのをおすすめします。
2. 経験・スキル不足
2つ目の理由は、実務経験1年では経験・スキル不足だからです。
実務経験1年で得られる経験ってそんなに多く無いですよね?
フリーランスエンジニアになると一人称で開発できることを期待されます。また、言語やフレームワーク、ミドルウェアなど様々な技術の実務経験の有無で案件獲得の難易度も変わってきます。
「一人称で開発できる」→ 1人で開発に着手し、一通りの機能が動作するところまで完成させることが可能。
「このタスクお願い」と言われたら、主体的に行動して完了まで持っていける。困ったことがあれば、自分でアラートを上げて周りを巻き込みながらなんとかできる。
手取り足取り教えてもらわないと出来ないといった状態だと話になりませんし、実務経験のない技術ばかりだと案件獲得の難易度も上がってしまいます。
そもそも、フリーランスエンジニアにとってスキルは在庫であって、スキルを切り売りするのでスキルが多い方が長生きできます。在庫の少ない状態でフリーランスになるより、正社員として数年働いて在庫を増やした方がフリーランスになってから楽です。
もちろんフリーランスエンジニアになってからでも経験を積んでスキルアップすることは可能ですが、色んなことを経験させてもらって育ててもらうには正社員の方が適してます。
単価も低くて、意識してスキルアップする必要がある状況でフリーランスになっても何の旨味もなくない?
「まだまだ他のエンジニアに頼ってばかり」、「一人で能動的に仕事できていない」、「特定の分野・言語のスキルしかない(=在庫不足)」といった方は、もう少し正社員として経験を積んだ方が良いでしょう。
【まとめ】経験年数1年でフリーランスエンジニアはオススメしない理由
オススメしない理由
- 単価が低い上に、社会保障が無いので旨味がない
- 在庫不足(フリーランスにとってスキル・経験は在庫)
- 経験を積み、スキルアップするなら会社員の方が環境が整っているので簡単
どうしてもフリーランスエンジニアになりたい人は
→ 「何年も会社員やりたくない!」すぐフリーランスエンジニアになりたい場合 へ
フリーランスエンジニアになりたい目的が収入アップなら
→ 収入アップが目的なら転職も検討しよう! へ
参考
経験年数以外にも、フリーランスエンジニアに関して疑問や不明点がある方は、フリーランスエンジニアの実態を解説「年収・案件・仕事内容・社会保障など」をご覧ください!!
収入、案件や仕事内容、社会保障などについての実態を解説しています。
経験年数何年であればフリーランスエンジニアとしてやっていける?
少なくとも3〜5年は正社員として働いた方が良いと思います。
人任せにせず、自分がサービスを支えることが出来る(=チーム内の主力エンジニア)って思えたら十分フリーランスエンジニアとしてやっていけます。この状態になるためには少なくとも3〜5年くらい必要かなーというのが私の感覚です。
ちょっと漠然としてますね笑...。
具体的に書くのは難しいのですが、次のような経験・スキルがあるならフリーランスになって大丈夫だし、少し楽できるかなーと思います。
※ すべて必須ではありません。
- 大規模サービス(トラフィック・データ量が多い)の運用経験
→ 大規模サービスの方が意識することが多いので学びが多い。また、大規模サービスの経験があればクライアント側も安心できる。 - RDBMSの知識(クエリチューニングなど)
→ どこにいっても必要 - 負荷対策経験
→ どこにいっても重宝される - 複数言語の経験
→ フリーランスになると未経験言語の案件とるの面倒
あわせて読みたいフリーランスエンジニアになる前に身に付けておくべきスキルと経験
また、単価面でも3〜5年の経験がないと旨味が出てきません。レバテックフリーランスが公表している経験年数別月収を一部紹介します。
実務経験1年未満 | 50万円/月 |
実務経験1年~2年 | 60万円/月 |
実務経験2年~3年 | 70万円/月 |
実務経験3年~5年 | 80万円/月 |
実務経験5年以上 | 85万円/月 |
大切なのは経験年数ではなくスキルですが、経験年数を目安に判断されがちなのが現実です
不安ならエージェントに相談してみよう
「自分の経験でも大丈夫か?」、「単価いくらを狙えるか」など不安・疑問があればエージェントに相談しましょう!
別にすぐにフリーランスエンジニアなるつもりがなくても相談にのってくれます。
私もエージェントに相談して、その1年後にフリーランスエンジニアになりました。
実際にある案件の詳細やスキル条件なども見せてくれるので参考になりますし、自分のスキルで狙えそうな案件がどれくらいあるのかわかった方がフリーランスになるか判断しやすいですよね!?
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【実体験】フリーランスエンジニア検討中ならエージェントに案件・単価を見せてもらえ!!
自己紹介 フリーランスエンジニアをしているヨノと申します。 独学でプログラミングを学び、ソシャゲ・SaaS開発などを経て、2018年からフリーランスエンジニアとして活動しています。 主にバックエンド中 ...
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「何年も会社員やりたくない!」すぐフリーランスエンジニアになりたい場合
「すぐフリーランスになった方が稼げる」、「実務経験1年あれば十分」なんて意見も一応あるので、すぐフリーランスエンジニアになりたい人もいるでしょう。
そのような人もまずはフリーランス専門のエージェントに相談して市場感を把握してみましょう。
- 経験が浅くても可能な案件がどれくらいあるのか?
- 単価はどのくらいなのか?
- 経験の浅い他のエンジニアはどうやって単価アップ、スキルアップしているのか?
といった情報を得ることができるので判断材料になります!!
相談するならギークスジョブかレバテックフリーランス
がおすすめ。
「【実体験】フリーランスエンジニアに興味があるならエージェントに相談しよう!!」でも書いていますが、案件数・登録者数が多いので全体的な市場感を把握していますし、他のエンジニアの事例も多く参考になります。
相談したからといって、そのエージェントを利用しないといけないわけでもないので気軽に相談してみると良いです。
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【実体験】フリーランスエンジニア検討中ならエージェントに案件・単価を見せてもらえ!!
自己紹介 フリーランスエンジニアをしているヨノと申します。 独学でプログラミングを学び、ソシャゲ・SaaS開発などを経て、2018年からフリーランスエンジニアとして活動しています。 主にバックエンド中 ...
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実務経験1年程度でフリーランスエンジニアになる場合の注意点
エージェントに相談して自分なりに考えてもらえば良いのですが、最後に私が考える「実務経験1年程度でフリーランスエンジニアになる場合の注意点」を書いておきます。
注意ポイント
単価を重視せず、経験が積めて、スキルアップできる案件を探す
経験が浅い場合、そもそも単価が低いので重視するだけ無駄です。この段階で単価こだわったところで数万円くらいしか違いは出ないでしょう。
最初の案件で単価を気にするのではなく、経験が浅くても参画でき、経験値アップ・スキルアップが期待できる案件を探しましょう。そして、次の案件で大幅単価アップを狙った方が良いです。
収入アップが目的なら転職も検討しよう!
フリーランスになりたい理由が収入アップであれば転職も検討しましょう。
実務経験が浅くても転職で収入アップすることは可能なので、1度転職してさらに経験を積んだ上で、フリーランスになるかを再度考えてみると良いと思います。
某インフルエンサーも言っていますが、経験年数が少なくても実務でしっかり学んでいる人であれば年収アップは狙えます。というか、経験年数に関係なく転職で年収アップさせていく方法はWEB業界では良くある話です。
実務未経験の方達に踏み台転職されないように企業さん側も色々と警告的な発信をされていますが、1年間ほど濃い経験を積んだら年収500万円台のオファーが貰えるということが可視化されてしまった以上、同レベルの待遇を提供できない企業さんが人材を引き留められないのはもう仕方ないと思うですねー😅
— 勝又健太|エンジニア系YouTuber|雑食系エンジニア|「Web系エンジニアになろう」著者 (@poly_soft) September 20, 2021
転職先を探すサービスはたくさんありますがオススメはレバテックキャリアと転職ドラフト
レバテックキャリアはレバレジーズ株式会社が運営している転職エージェント。WEB業界だけでなく大手IT企業などの求人も扱っています。フリーランス向けのエージェントなどもやっており、担当営業の方がIT業界やエンジニアについて熟知しているのでスムーズな転職活動ができます!!
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転職ドラフトはドラフトイベント型のエンジニア向け転職サービス。ドラフトは 毎月1回開催され、厳選された優良IT/Web系企業約150社から年収を提示したダイレクトスカウトを受け取ることができます。
転職ドラフトは年収UP率93.8% / 平均年収UP額126万円ってのも魅力的なのですが、一番オススメなのは無料・無制限のレジュメ作成サポート。
↓のようにレジュメを添削してアドバイスをくれます。質の高いレジュメができたら他の転職サービスにも使えるのでとても便利

とりあえず一度、自分が思うように書いてみてると良いです。
丁寧に添削してくれるので、アドバイスを元に修正していけば質の高いレジュメが作れます。
ポイント
- 収入アップが目的なら転職も検討
- 転職するなら転職ドラフト
は必須(年収UP率93.8% / 平均年収UP額126万円)
- レジュメ添削で的確なアドバイスが貰えるので、レジュメの質が上がる
- 他のサービスを並行利用する場合でも、添削してもらった質の高いレジュメを使い回せる
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フリーランスエンジニアにおすすめエージェント
おすすめエージェント
- レバテックフリーランス
→ 最大手、断トツの案件数!!
- ギークスジョブ
→ Web業界に強い!業界トップクラス
- midworks
→ 充実した保証!!週3〜
- ITプロパートナーズ
→ 週2,3日の案件が豊富
大都市圏(首都圏、関西圏)の方は、週5日案件ならレバテックフリーランス、ギークスジョブ
。週2,3日の案件も気になるならmidworks
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を併用するのがおすすめ。